伊藤詩織さん民事訴訟を応援するブログ

伊藤詩織さんの民事訴訟について、裁判資料や報道を元に検証します。伊藤さんを不当に貶める言説に触れてしまった人の心を癒やせる内容になるよう頑張ります。「伊藤詩織さんの民事裁判を支える会」とは関係なくやっておりますので、内容について同会への問い合わせなどはお控えください。

伊藤さんの事件が「ハニートラップ」なわけないだろいい加減にしろ

 

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伊藤さんの事件はハニートラップであるという主張をされている方がいらっしゃいます。週刊文春に掲載された山口さんの「ベトナム戦争韓国軍慰安所記事」に対する、韓国のあやしい組織による意趣返しだそうです。なお、山口さんの文春記事についての評価については本エントリでは触れません。


1.伊藤さんのメールは、「文春」発売前日に送られた
 

件の「週刊文春」は2015年4月2日号。発売が一週間前とすると3月26日。伊藤さんが就活メールを送ったのはその前日、25日です。地下鉄で中吊り広告を見た伊藤さんがメールしたのではないかというのですが、、伊藤さん自身にそんなトラップを仕掛けるだけの理由が何もありません。誰かから命じられての事だというのなら、指示があった証拠くらいは示してほしいところですが。


2.録音や録画などをそろえて週刊誌へ訴えるはず

「ハニートラップ」であれば相当計画的に山口さんを陥れるでしょう。会食中やホテル内でのやりとりも全て録音や録画を確保し、事件直後に病院を受診して診断書を取るでしょう。その上で週刊誌や山口さんの勤務先なりにタレ込むのが普通と思います。

 

3.整形外科で「仕事中に変な姿勢をしたので受傷した」?

伊藤さんは事件の3日後に整形外科を受診していますが、この時点では事件を告発する意志はなかったためか、「事件とは別の日に仕事で変な姿勢をとったため」受傷したと申告しています。

ニートラップだったというなら最初から山口さんを告発する気満々なわけですから、そんな嘘をつくはずがありません。「事件時に膝をムリに広げられた」と言うでしょう。

 

4.山口氏の記事は国際政治の場ではほぼ黙殺され、かまう価値はない

記事の当否はさておき、山口さんの記事は日本国内では一定の注目を集めたものの国際政治の場でほとんど話題になっていませんので、記事掲載から2年も経ってから記者会見を開いてまで山口さんに意趣返しをする理由が思い当たりません。

 

お読み頂き有り難うございました。お気づきかと思いますが当エントリは他のエントリに比べて若干雑です。「ハニートラップ」論自体が雑なのでこんなもんでいいかなと。。

 

ちなみに、山口氏の記事について私見を述べますと。。

「韓国は慰安婦問題で日本を責め立てる立場にあるが、そもそも韓国にそんな資格はあるのか」という問題提起自体は「盗人猛々しい」ととられない形で発信する分には問題ないと考えます。ベトナム戦争で韓国軍が乱暴狼藉を働いたことは歴史的事実ですから。

 

山口氏の文春記事のポイントは「韓国はベトナム戦争で組織的に(まるで旧日本軍のように!)慰安所を運営していた」という部分にあります。

 

この点についてまとまった反論としては

https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2019/12/23/171713

こちらのブログをご参照ください。

 

ちなみに私も当該週刊文春を購入して読みましたが、山口氏は発掘した公文書のタイトルを明示していません。従って、当該公文書を読んで反論する事ができない状態であり、論評以前であると感じました。この記事は7ページの一大特集となっており、字数の問題で省略したという抗弁は通りません。

 

 

次回以降のコンテンツは鋭意構想中です。それではまた。